「なんでもない日」を、いちばん大切にしたい。UNBIRTHDAYのはじまり
2015年、神戸・三宮から
UNBIRTHDAYは2015年、神戸・三宮のまちで産声をあげた小さな美容室です。いまは三宮から北野にかけてのエリアに4つのお店を構え、16名のスタッフと一緒に、毎日たくさんのお客様の髪と向き合っています。
代表の中務剛志(タケシ)は、美容の世界に身を置いて20年以上になります。ハサミを握る現場と、お店や人を育てる経営。そのどちらも「自分の仕事」として両立させながら、ここまで歩んできました。
このページでは、私たちがどんな想いでお店を続けているのか、何を大切にしているのかを、ゆっくりお話しさせてください。すぐに「予約したい」と思っていただけなくても大丈夫です。ただ、どんな人たちが髪に触れるのかを、知っていただければうれしいです。
お店の名前に込めた気持ち
「UNBIRTHDAY(アンバースデー)」という名前は、「誕生日ではない日」という意味の言葉からきています。一年は365日。そのうち誕生日は、たった1日です。
残りの364日は、特別なことが何もない、ごくふつうの日。仕事に行って、家事をして、ふと鏡を見て、少し疲れた顔をしている自分に気づく。そんな「なんでもない日」のほうが、人生のほとんどを占めています。
なんでもない日を、より良くする。
これが、私たちのブランドメッセージです。特別な日のために着飾るのではなく、いつもの日の自分を、ほんの少し好きになれること。髪を通して、そのお手伝いをしたいと考えています。
私たちは、髪を切ること、染めること、整えることを「出会い」だと考えています。お客様にとっては、数ある美容室の中から私たちを選んでくださったこと。スタッフにとっては、その方の人生の一場面に立ち会えること。
だから企業理念にも「髪からの出会いを通して」という言葉を置きました。仕上がりのスタイルだけでなく、その先にある毎日までを見つめていたい。そんな気持ちを、お店づくりの出発点にしています。
「なんでもない日」には、もうひとつの意味があります。それは、変わりたいと思ったその日が、いつでも新しいはじまりの日になる、ということです。特別なきっかけがなくても、思い立ったその日から、人はいつでも変わりはじめることができます。
髪を整えると、不思議と気持ちも整います。朝の身支度が少し楽しくなる。人と会うときに、背筋が伸びる。そんな小さな変化の積み重ねが、毎日の景色を静かに変えていくと、私たちは信じています。
私たちが大切にしている理念と、5つのWAY
企業理念:想いと技術を、伝わる力に変える
UNBIRTHDAYの企業理念は、こうです。
私たちは髪からの出会いを通して、想いと技術を伝わる力に変え、魅力を引き出し、内から輝く人を神戸から増やします。
美容師にとって、技術はもちろん大切です。けれど、どれだけ技術があっても、それがお客様に「伝わらなければ」意味が半分になってしまうと私たちは考えています。
たとえば、似合う理由。扱いやすい理由。毎朝のスタイリングのコツ。そうしたことを、専門用語ではなく、その方の言葉で届ける。想いも技術も、相手に届いてはじめて「力」になる。だから私たちは「伝わる力」という言葉を、理念の真ん中に置いています。
PURPOSE・MISSION・VISION
スタッフが迷ったとき、立ち返る場所として、理念をもう少し具体的な言葉に分けています。
PURPOSE(存在意義)は「髪からの出会いで、人生に寄り添い続ける」。MISSION(使命)は「想いまで伝わる技術で、一人ひとりの魅力を引き出し、届ける」。VISION(目指す姿)は「内から輝く人を、神戸から」です。
流行のスタイルは、ときが経てば変わります。けれど、髪を通してその人らしさを引き出したいという軸は、これからも変わりません。
日々の行動を支える5つのWAY
理念を飾りにしないために、私たちは毎日の行動の基準も言葉にしています。
「伝える、届くまで」「寄り添う、気づくところから」「共に育つ」「みんなで、一つのゴールへ」「楽しむ、本気で」。この5つです。
とくに「寄り添う、気づくところから」は、接客の根っこにあります。お客様が口にされた言葉だけでなく、表情や髪の状態、ふとした仕草から、まだ言葉になっていない気持ちに気づくこと。そこから、はじめて本当の提案ができると信じています。
スタッフの心構えとして、もうひとつ大切にしている言葉があります。「時に、相手以上に相手を想う」。
お客様が「このままで大丈夫です」とおっしゃっても、髪の状態を見て、本当はこうしたほうが楽になるのでは、と思うことがあります。そのとき、無理に押しつけるのではなく、でも黙ってもいない。相手の未来まで想像して、言葉を選ぶ。そんな優しさを持てる人でありたいと思っています。
私たちが目指しているのは、一度きりの「きれい」ではありません。家に帰ってからも、次の朝も、自分の手で再現できる。そして季節が変わっても、年齢を重ねても、そのときの自分に合う髪でいられる。そんな長い付き合いのできる関係です。
だからこそ、施術のあとにも伝え続けます。髪質のこと、頭皮のこと、おうちでのお手入れのこと。聞いてよかったと思っていただける情報を、無理のない量で、わかりやすい言葉にして届けたい。これも「伝わる力」のひとつだと考えています。
「教育サロン」であり続ける理由
人を育てることは、お客様への約束
代表の中務は、UNBIRTHDAYを「教育サロン」だと位置づけています。お店の使命のひとつに「Charm Education(チャーム・エデュケーション)」を掲げているのも、そのためです。
想いと技術を伝わる力に変え、魅力を引き出し、共に育つ。ここでいう「育つ」のは、スタッフだけではありません。お客様と一緒に、髪との付き合い方を学び、少しずつ整っていく。そんな時間の積み重ねを大切にしています。
打った分だけ響く、釣鐘の法則
代表が経営の軸にしている考え方に「釣鐘の法則」があります。釣鐘は、強く打てば大きく響き、軽く打てば小さく響きます。人との関係も、仕事も、同じではないでしょうか。
こちらが本気で向き合えば、相手にもきっと響く。反対に、こちらが手を抜けば、それなりにしか響かない。だからこそ私たちは、一人ひとりのお客様に、いつも「打った分だけ響く」と信じて向き合うことを決めています。
スタッフにとっても同じです。誰かに教わることも、誰かに教えることも、どちらも自分を育てる時間になる。先輩が後輩に伝え、後輩の成長が先輩の学びになる。その循環が、お店全体の力になっていきます。
判断の基準は、損得より「人が喜ぶ方」
迷う場面は、お店を続けていれば何度も訪れます。そんなとき、私たちは「損か得か」ではなく、「どちらが人に喜ばれるか」で決めることを大切にしています。
目の前の売上よりも、数年後にもう一度「やっぱりここがいい」と思っていただけること。優しさとは、相手の成長を願って行動することだと、私たちは考えているからです。
原因を外に探さず、まず自分たちの内側から整える。これも、私たちが大切にしている考え方です。お客様の髪が思うようにならなかったとき、私たちはまず、自分たちの伝え方や提案に足りないところはなかったかを見つめ直します。
こうした一つひとつの積み重ねは、派手ではありません。けれど、髪を通して人の毎日に寄り添うという仕事は、きっとこうした小さな気づきの連続でできていると思っています。だから私たちは、今日もカウンセリングの時間を何より大切にしています。
4つのお店、ひとつの想い
お客様と向き合うとき、私たちが一番に考えるのは「この方の毎日は、どんな時間で満ちているだろう」ということです。忙しい朝に使える時間、ご家族との時間、お仕事での立場。髪はそうした暮らしのすぐそばにあるものだからです。
たとえば、朝のスタイリングに時間をかけられない方には、乾かすだけで形になるカットをご提案します。髪のことで悩んでいる方には、まず悩みの背景をゆっくり伺います。同じ髪の悩みでも、理由や願いは一人ひとり違うからです。
それぞれの顔を持つ、4つの場所
UNBIRTHDAYには、役割の異なる4つのお店があります。
本店のUNBIRTHDAYは、20〜30代のナチュラルな雰囲気を大切にしたい女性に寄り添うお店で、若手が育つ土台でもあります。CHIKI(知己)は、中医学や東洋美学の考え方を取り入れた、ケアを大切にするサロンです。ifは、大人の女性のためのお店で、ママスタイリストも無理なく働ける仕組みを整えています。
そしてSPACIUMは、30〜40代の大人のヘアのお悩みに向き合う、私たちのフラッグシップです。
お店ごとに雰囲気も得意なことも違います。けれど、「なんでもない日を、より良くする」という想いは、どのお店も同じです。年齢やライフステージが変わっても、その時々のあなたに合う場所があること。それが、4店舗に広げてきた理由のひとつです。
ご自身にどのお店が合うか迷われたときは、お気軽にご相談ください。カウンセリングの中で、一緒に考えさせていただきます。
私たちはこれからも、神戸という街で、髪を通して人の毎日に寄り添い続けたいと思っています。すぐに大きく変えられなくても、一人ひとりに丁寧に向き合うことを、積み重ねていく。そうして、内から輝く人が、少しずつ神戸に増えていくことが願いです。
このブログでは、これからもUNBIRTHDAYの想いや、スタッフのこと、髪と頭皮の学びを綴っていきます。ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
UNBIRTHDAY(アンバースデー)より
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