トップがぺたんとなるのは骨格のせい? 頭の形に合わせた毛量調整でふんわり見せるコツ

朝はちゃんと整えたのに、お昼ごろには頭のてっぺんがぺたんとしている。後ろから撮られた写真を見て、思ったより頭が平らに見えてがっかりした。そんな経験はありませんか。

「髪が細いから」「年齢のせいかな」とあきらめてしまう方も多いのですが、実はトップのボリュームは、頭の形と毛量の調整でかなり変わると私たちは考えています。今日は、トップがぺたんとなる理由と、UNBIRTHDAYのカットで大切にしていることをお話しします。

CONTENTS

  1. トップがぺたんとなるのはなぜ?
  2. 骨格に合わせた毛量調整「ルーツカット」
  3. 似合わせは、横と後ろの形から
  4. おうちでふんわりさせる乾かし方
  5. まとめ

POINT 1トップがぺたんとなるのはなぜ?

日本人に多い頭の形が関係しています

日本人の骨格は、頭のてっぺんが横に張りやすく、後頭部の丸みが少ない方が多いと言われています。そのため、正面から見たバランスだけで切ると、横や後ろから見たときに頭が平らに見えたり、トップがつぶれて見えたりしやすくなります。

髪は前からだけ見られるものではありません。電車で座っているとき、レジで並んでいるとき、まわりの人が見ているのは横顔や後ろ姿です。だからこそ、横と後ろからの形まで考えてカットすることが大切です。

STEP 1

頭の形を見る

正面だけでなく、横と後ろから

→

STEP 2

毛量の置き場所を決める

ふくらませたい所に厚みを残す

→

STEP 3

乾かすだけで、ふんわり

毎朝の手間を少なく

すきすぎた髪は、トップを押しつぶす

もうひとつの理由が、毛量の減らし方です。すきバサミでランダムに毛量を減らすと、短い毛がたくさんできます。この短い毛が上の髪を押し上げて広がったり、反対に根元の支えがなくなってトップがつぶれたりする原因になると言われています。

「重たいから、もっとすいてください」とご注文いただくこともありますが、すけばすくほど扱いにくくなることもあるんです。軽く見せたいときほど、どこを減らして、どこを残すかの見極めが大事になります。

すきすぎてまとまらなくなった髪も、次のカットで減らす場所と残す場所を見直していくと、少しずつ扱いやすさが戻ってくることがあります。「前に切ったところで、すかれすぎたかも」と感じている方も、まずはご相談ください。

[ヘア写真:ドライブのフォルダが決まりしだい1枚入れます]

POINT 2骨格に合わせた毛量調整「ルーツカット」

トップに丸みのあるショートボブの女性の横顔の線画

根元からすかずに、軽く見せる

UNBIRTHDAYのカットの中心にあるのが、独自の毛量調整「ルーツカット」です。根元からすいて軽くするのではなく、髪の厚みを残しながら、スタイルに必要なところとそうでないところを見極めてハサミを入れます。

中間部分にむやみにハサミを入れないことで、髪の強さとツヤを保ち、スタイルの持ちを高めることを目指しています。表面に出てきた短い毛は整え、内側の毛を減らして、ふくらんでほしくないところを抑えます。

根元からすいて軽くする ルーツカット
切り方 根元から毛量を減らして軽くする 髪の厚みを残し、必要なところだけにハサミを入れる
トップの立ち上がり 短い毛が増え、時間がたつとつぶれやすい 根元に力が残り、ふんわり感が続きやすい
表面の質感 短い毛が飛び出し、パサついて見えやすい 表面が整い、ツヤが出やすい
1か月後 広がりやぺたんこが出やすい 伸びても形が崩れにくい

ふくらませたい所に、厚みを残す

トップや後頭部など、丸みがほしいところには厚みを残し、ハチまわりなど横に広がりやすいところは内側から整えます。そうすることで、乾かすだけで自然な丸みが出て、頭の形がきれいに見えやすくなります。

お客様からは「1か月たってもきれいなスタイルが続く」「乾かすだけで形が決まる」というお声をよくいただきます。伸びても崩れにくい設計は、毎日のスタイリングを楽にするためのものです。

顔まわりのカットも、印象を左右する大切なポイントです。トップに丸みが出ると、顔まわりの毛先も自然に落ち着きやすくなります。正面、横、後ろ、どこから見てもバランスよく見えるように、全体のつながりを見ながら仕上げていきます。

POINT 3似合わせは、横と後ろの形から

バックシルエットの丸みと奥行き

UNBIRTHDAYが大切にしているのは、女性らしいやわらかさと、丸みや奥行きのあるバックシルエットです。後ろ姿がきれいに見えると、全体の印象までぐっと若々しく、あか抜けて見えると言われています。

カットの前には、普段どんなふうに乾かしているか、巻く日と巻かない日があるかなどもうかがいます。毎日のスタイリングに合わせて、毛量を残す場所を変えているからです。

同じボブでも、毎朝しっかり巻く方と、乾かすだけで出かけたい方とでは、ちょうどいい毛量のバランスが変わります。カットの日だけきれいなのではなく、おうちで再現しやすいかどうか。それが、なんでもない日のための髪だと考えています。

「私は髪が細いから無理」と決めつけないで

「髪が細くてやわらかいから、ボリュームは出ない」「私の頭の形では似合わない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。でも、骨格や髪質、毛流れを見ていくと、あきらめなくていいことも多いんです。

たとえば、トップがつぶれやすい方でも、分け目の位置や毛流れに合わせて厚みを残す場所を変えると、根元が自然に立ち上がりやすくなることがあります。

どうしてそう感じていたのか、どうすれば変わるのかを、骨格や髪質から理由をつけてお話ししながら、一緒に選択肢を広げていきたいと思っています。SPACIUMのお客様からも「絶対に似合わせてくれる」「全然違った印象になり、家族からも好評」というお声をいただいています。

POINT 4おうちでふんわりさせる乾かし方

根元から、先に乾かす

シャンプーのあとは、タオルでこすらず、手で握るようにして水気を取ってください。洗い流さないトリートメントをつけたら、ドライヤーは毛先ではなく根元から当てます。根元が濡れたまま時間がたつと、そのままの形でぺたんと乾きやすくなります。

トップは、指で地肌をやさしくこするように動かしながら、根元を起こすように風を当てるのがおすすめです。最後に冷風を当てると、形が落ち着きやすくなります。

アイロンは、乾いてから

アイロンで根元を立ち上げる場合は、髪がしっかり乾いてから、160〜170℃くらいで素早く通してあげてください。湿ったままアイロンを当てると、髪の中の水分が一気に蒸発して、切れ毛やパサつきの原因になると言われています。

スタイリング剤は、つけすぎるとその重みでトップがつぶれやすくなります。まずは少なめの量を手のひらに広げて、毛先から中間になじませ、根元にはほとんどつけないのがコツです。どのくらいの量がちょうどいいかは髪質によって違うので、サロンで実際に一緒に確かめてみましょう。

SUMMARYまとめ

トップがぺたんとなるのは、髪質や年齢だけが理由ではありません。日本人に多い頭の形と、すきすぎた毛量が重なって、つぶれやすくなっていることもあります。

UNBIRTHDAYでは、横と後ろからの形まで考えて、ふくらませたいところに厚みを残すルーツカットで、乾かすだけでふんわりまとまる髪を目指しています。「トップのボリュームがずっと気になっている」という方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。なんでもない毎日の鏡が、少し楽しみになるお手伝いができたらうれしいです。

写真

WRITER

UNBIRTHDAY スタッフ

神戸・三宮の美容室UNBIRTHDAYのスタイリスト。骨格や髪質に合わせた似合わせカットで、乾かすだけでまとまる髪づくりを担当しています。

監修:中務 剛志(UNBIRTHDAY 代表)/更新日:2026年11月3日

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