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2026年05月14日(木)丸顔×くせ毛さんに似合うミディアム|30代の骨格別ヘア選び

「丸顔がコンプレックスで、しかも髪はくせ毛。ミディアムにしてみたいけれど、本当に似合うのかな」
サロンでよくいただくご相談のひとつです。30代になって、少しずつ髪型のマンネリを感じはじめた方ほど、似合わせのヒントを探していらっしゃる印象があります。

こんにちは。神戸・三宮のUNBIRTHDAYで広報を担当している、現役美容師のスタッフです。今日は、丸顔さんとくせ毛さんが重なったときに似合うミディアムの考え方を、現場で見てきたお客様事例とあわせて、ゆっくり整理してみました。

この記事の執筆者

株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で、日々お客様の髪と向き合っています。

なぜ「丸顔×くせ毛」さんはミディアムで迷うのか

丸顔さんと、くせ毛さん。それぞれに似合わせのコツは、これまでも雑誌やSNSで語られてきました。でも、両方を同時に抱えている方への情報は、実はあまり多くありません。

結果として、雑誌で見たスタイルをそのままオーダーしてみても、思った仕上がりにならない。そんなケースを、現場でも本当によく見かけます。神戸の街は湿度の変化が大きく、季節の境目で「いつものスタイルが急にまとまらなくなる」というお声も多いです。

じつは「丸顔×くせ毛」は、組み合わせが難しいのではなく、ポイントが分散しているだけ。骨格の見え方と、髪のうねり方は、お互いに影響しあっています。だから、片方だけを解決しようとすると、もう片方がはみ出してしまうのです。両方を同時に見ながら、ひとつのスタイルとして組み立てる視点が大切になります。

丸顔さんが気にしている「縦のバランス」

丸顔さんの多くは、頬の横幅を気にされています。「面長になりたいわけじゃないけれど、もう少しだけ縦のラインがほしい」というご要望が、本当によく出てきます。当店では1日に20名前後のお客様を担当しますが、丸顔のご相談者さまのうち、体感で7割ほどがこの「縦のバランス」をキーワードにされている印象です。

縦のラインをつくる方法は、いくつもあります。分け目を少しだけ深くする。トップにレイヤーを入れて、ボリュームの位置を上げる。サイドの厚みをぼかす。前髪の中央をやや軽くする。どれも単体ではなく、組み合わせで効いてくるのが大切なポイントです。

私自身も20代の頃、丸顔を隠そうとして「とにかく前髪を長く」「サイドで顔を覆う」というスタイルを選んでいた時期がありました。けれど結果的に、輪郭は変わらないのに、髪が重く見えるだけで終わってしまったんです。今振り返れば、「隠す」よりも「縦に伸ばす」「軽さを足す」という考え方の方が、丸顔を活かす近道でした。失敗から学んだことを、お客様にお伝えするときの大切な視点にしています。

くせ毛さんが感じる「梅雨前のうねり」

5月の神戸は、湿度が少しずつ上がってくる時期です。毎年このタイミングで、お客様から「朝はまとまっているのに、夕方には広がっている」というお声が増えてきます。くせ毛さんにとって、湿気は最大の難敵です。気象データを見ても、神戸の5月後半から6月の平均湿度は70%を超え、髪の水分バランスが乱れやすくなります。

ただ、くせ毛そのものは、決して悪者ではありません。むしろミディアムでは、くせの動きを味方に変えるほうが、自然な抜け感のあるスタイルをつくりやすくなります。そのためには、「くせを抑え込もうとしない」という発想の切り替えが、最初の一歩になります。

私たちのサロンでは、4月から7月にかけて「縮毛矯正やストレートパーマのご相談」が一気に増えます。けれども、お話を伺っていくと、本当に必要なのはくせを伸ばすことではなく、形を整えることだった、というケースが少なくありません。カットの設計を見直すだけで「もう矯正しなくていいかも」と感じていただける方も多いのが、現場での実感です。

似合うミディアムの3つの条件

「丸顔×くせ毛」さんに似合うミディアムには、現場で見えてきた共通点があります。難しい技術論ではなく、オーダーするときに意識しやすい3つの条件として整理しました。美容師さんとの会話のなかで、どれかひとつを伝えるだけでも、仕上がりはぐっと変わります。

条件1:レイヤーで縦のラインをつくる

ワンレングス(段のないスタイル)は、ボリュームが横方向に出やすく、丸顔さんには少し不向きな場面が多いです。逆に、肩より下の位置にレイヤーを入れると、毛先が縦方向に流れ、自然な縦のラインが整います。

くせ毛さんの場合は、レイヤーがくせと喧嘩しないように、毛量調整を丁寧に行うのが鍵になります。先日担当した30代後半のお客様も、肩で重く切りそろえた状態からスタートでした。そこに毛先15センチほどのレイヤーを入れただけで、印象がふわっと縦に伸びて見えるようになり、ご本人が一番驚いていらっしゃいました。

条件2:前髪は「抜け感」で軽さを足す

ぱっつん前髪は、横のラインを強調しやすく、丸顔さんにはやや難しい印象です。かといって、すべて流してしまうと、顔の輪郭が直接出てしまいます。おすすめは、おでこが少しのぞくシースルー前髪や、サイドにふんわり流せる長めの前髪です。

私自身、丸顔で軽いくせ毛なのですが、ぱっつん前髪に何度か挑戦しては失敗してきました。湿気の日には毛先が外側にハネて、余計に丸さが強調されてしまうんです。シースルーに切り替えてから、朝のセット時間が半分以下になりました。

条件3:毛先のニュアンスでくせを味方にする

毛先をまっすぐ整えるよりも、ゆるくワンカールさせたり、少し外ハネを混ぜたりするほうが、くせ毛さんには似合いやすい仕上がりになります。もとの髪の動きと、仕上げの動きの方向が揃うほど、扱いがぐっと楽になります。

道具としては、ストレートアイロンよりも、太めのカールアイロン(32mm前後)が汎用性が高いです。湿度の高い日でも、毛先に一度カールを入れておくと、夕方の広がりが落ち着きます。当店スタッフのなかでも、くせ毛のメンバーは8割が32mmを愛用しています。

ここで、もうひとつだけ。条件1〜3は、必ずしも全部を完璧に揃えなくて大丈夫です。お客様の生活リズムに合わせて、得意なところから取り入れていく方が、結果的に長く続きます。たとえば「朝はバタバタだから、夜の乾かし方だけ変える」という選択でも、ミディアムのまとまり方は確実に変わってきます。

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サロンでできる「似合わせ」と自宅ケアのコツ

セルフでできることには、どうしても限界があります。とくに、骨格と髪質の両方を踏まえたカットラインは、お客様自身では見えにくい部分です。サロンと自宅ケア、それぞれの得意を分けて考えると、結果的に毎日のスタイリングが楽になっていきます。

UNBIRTHDAYでの似合わせカット事例

先月ご来店された40代のお客様の事例を、ひとつご紹介します。丸顔で頬骨が出ているのを気にされていて、湿気で広がる強めのくせ毛をお持ちでした。これまでは肩のラインで切りそろえたスタイルでしたが、ご相談を重ねて鎖骨下のミディアムレイヤーへと変更しました。

サイドを少しぼかし、トップに短めのレイヤーを入れることで、自然な縦のラインが生まれました。くせを抑え込まずに、毛先を内外で動かす設計にしたことで、湿気の日も「広がる」ではなく「動く」印象に変わったそうです。ご本人いわく「初めて雨の日が嫌じゃなくなった」と。私たちにとっても、忘れられない一言になりました。

もうおひとり、30代前半のお客様の事例も。育休明けで久しぶりのサロン来店だったMさんは、産後のうねりに悩まれていました。出産前は気にならなかった毛先のチリチリ感、頭頂部のうねり、そして時間のなさ。3つの悩みを抱えての来店でした。私たちが選んだのは、思い切ったレイヤーの追加と、毛先を整えるトリートメントの組み合わせ。仕上がりを見たMさんが「私、こんな顔だったんだ」と笑ってくださったのが印象に残っています。骨格と髪質をきちんと捉え直すことで、その方の本来の魅力が立ち上がる瞬間があるのです。

自宅でできる「くせを整える」ドライ術

タオルドライのあと、根元から先にしっかり乾かすのが第一歩です。くせ毛さんは、毛先よりも根元の方向が崩れやすいので、立ち上がりを矯正するイメージで乾かしていきます。ここを丁寧にやるだけで、朝の広がりが3〜4割は減る印象があります。

仕上げは、ヘアオイルを毛先中心に薄くなじませる程度で大丈夫です。つけすぎると、空気中の湿度を吸ってかえって広がる原因になります。「少し足りないかな」と感じるくらいが、ちょうど良い量の目安です。COTAのスタイリングオイルは、丸顔×くせ毛さんにも扱いやすく、当店でもよくおすすめしています。

もうひとつ大切なのが、お風呂上がりに「放置しない」こと。濡れたまま自然乾燥にしてしまうと、くせ毛さんの場合は乾く過程でクセが固定化してしまいます。タオルドライ後、5〜10分以内にドライヤーを当てるだけで、翌朝のまとまりが見違えるほど変わります。地味ですが、いちばん効く習慣です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 縮毛矯正をかけたほうがいいですか?

必ずしも必要ではありません。くせの強さにもよりますが、ミディアムであれば、毛量調整とレイヤーで対応できるケースも多いです。毎朝アイロンに30分以上かかる、雨の日は本当にまとまらない、というご状態が続く場合は、選択肢のひとつになります。

Q2. ミディアムの長さの目安は?

鎖骨から鎖骨下5センチくらいまでが、丸顔×くせ毛さんに扱いやすい長さの目安です。短すぎると横の広がりが出やすく、長すぎると毛の重さで動きが消えてしまいます。ご自身の鎖骨の位置を基準に、相談時に「ここまで」と伝えていただけると、美容師としても合わせやすくなります。

Q3. 何ヶ月ごとにサロンに行くべき?

ミディアムであれば、目安は2〜3ヶ月ごとがおすすめです。レイヤーは伸びるとバランスが崩れやすく、毛量も増えてしまいます。あえてカット周期を一定に保つことで、似合うバランスを長く維持しやすくなります。次回予約をご来店時に取っていただくと、忘れずにリズムをつくれます。

Q4. カラーは似合わせに関係しますか?

はい、カラーも輪郭の見え方に大きく影響します。丸顔×くせ毛さんには、暗すぎず明るすぎない「中間トーン」が万能です。ハイライトを表面に細く入れると、立体感が出て縦のラインがさらに強調されます。重く沈んだ印象を避けたい時期は、毛先だけ少し明るく抜く設計もおすすめです。

Q5. 髪が広がる日のリカバリー方法は?

日中に広がってしまった日は、無理に直そうとせずに、毛束を手のひらで挟んで「水分+オイル」を少量足してあげると落ち着きます。霧吹きを持ち歩くのも、現役美容師の私たちが密かにやっている方法です。「整え直す」より「形をつけ直す」イメージで触れると、夕方以降の印象が変わります。

まとめ

丸顔×くせ毛さんに似合うミディアムは、「縦のライン × 抜け感 × くせを味方にする」の3つで設計します。難しい知識よりも、サロンでオーダーするときに伝えやすい言葉に落とし込むこと。それが、毎日のスタイリングを軽くするための、いちばんの近道です。

梅雨入り前の今は、ちょうど準備に最適な時期です。なんでもない日が、髪のせいで少しだけ憂うつになる。その小さなストレスをほどくところから、私たちUNBIRTHDAYは似合わせを考えています。気になることがあれば、いつでもサロンでご相談くださいね。

最後に、ひとつだけお伝えしたいこと。「自分には似合う髪型がない」と感じている方ほど、似合うスタイルに出会ったときの変化が大きい印象があります。コンプレックスだと思っていた部分が、設計の仕方次第で個性に変わる。その瞬間を、私たちはこれまで何度も現場で見てきました。次のご来店が、そのきっかけになりますように。

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