2026年05月19日(火)髪のボリュームが出ない原因と対策|ペタンコ髪を根元からふんわりさせるコツ
📅 公開日:2026.05.19 / 更新日:2026.05.19
「最近、トップがペタンコでスタイルが決まらない……」そんなふうに感じていませんか。朝しっかりセットしたはずなのに、お昼にはもうぺたんと潰れている。鏡を見るたびにため息が出る——実はこのお悩み、サロンでも本当によく聞きます。私自身、毎日たくさんのお客様の髪に触れるなかで「ボリュームが出ない」というご相談は年間を通じてトップクラスに多いテーマです。
この記事では、髪のボリュームが出ない原因を根本からやさしく解説しながら、自宅でできるケアのコツやサロンならではのアプローチまで、現役美容師の視点でまるっとお伝えします。読み終わったあと、今日のケアから少しだけ変えてみたくなる——そんな内容を目指しました。
この記事の執筆者
株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。美容師歴6年、ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で日々お客様の髪と向き合っています。
髪のボリュームが出ない原因とは?美容師が現場で感じること
「なぜボリュームが出ないんだろう」と感じたとき、多くの方がまず疑うのはシャンプーやトリートメントとの相性かもしれません。もちろんそれも一因ですが、実は原因はひとつではなく、いくつかの要素が重なっていることがほとんどです。サロンで1日に10名以上の髪に触れていると、ボリュームが出にくい方にはある共通点が見えてきます。
髪が細くなる・ハリコシが減る3つのメカニズム
髪のボリュームが出ない背景には、大きく分けて3つのメカニズムがあります。1つ目は「髪そのものが細くなっている」こと。加齢やホルモンバランスの変化により、毛髪の内部構造であるコルテックスの密度が低下すると、1本1本が細く柔らかくなります。日本毛髪科学協会の情報でも、30代以降は毛髪の太さが徐々に変化しやすいとされています。
2つ目は「頭皮環境の乱れ」。皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりがあると、髪が根元から立ち上がりにくくなります。当店でも、ヘッドスパで頭皮をケアしたあと「同じ髪なのにこんなに立ち上がるんですね」と驚かれるお客様が週に3〜4名はいらっしゃいます。
3つ目は「ダメージによる髪の重さ」。カラーやパーマで傷んだ髪は内部に水分を吸い込みやすく、湿気の多い日にぺたっとしやすくなります。とくに梅雨前のこの時期は、ダメージ毛とボリュームダウンの関係がはっきり出やすい季節です。
意外と多い「よかれと思ってやっていたケア」が原因のケース
私が現場でよく出会うのが、「しっとり系のシャンプーやトリートメントを使いすぎている」パターンです。髪のパサつきが気になってしっとりタイプを選んだ結果、油分やシリコンが根元付近に蓄積して、かえってペタンコになってしまう。実は私自身も美容師になりたての頃、自分の髪にリッチなトリートメントを毎日たっぷり使っていたら、トップがまったく立ち上がらなくなった経験があります。
また「朝のスタイリングでオイルを根元から付けている」という方も意外と多いです。オイルは毛先を中心に使うのが基本。根元に付けるとボリュームを出すどころか、重さで潰れてしまいます。お客様にこのポイントをお伝えするだけで、次の来店時に「ふんわり感が全然違いました」とおっしゃっていただくことも少なくありません。
自宅でできる!髪のボリュームを出すための5つのコツ
原因がわかったら、次は「じゃあどうすればいいの?」ですよね。ここからは、自宅のケアで今日からすぐに取り入れられるボリュームアップのコツを5つご紹介します。どれも私たちUNBIRTHDAYのスタッフが実際にお客様にお伝えしている内容です。
コツ①:シャンプーは「根元をしっかり、毛先はやさしく」
ボリュームが出ない方ほど、根元の洗い方が甘い傾向があります。指の腹を使って頭皮をしっかり洗い、毛穴の汚れを落とすことが第一歩。逆に毛先はゴシゴシこすらず、泡が通過するだけで十分です。シャンプー選びも大切で、ボリュームが気になる方にはノンシリコンで軽い仕上がりのタイプが合いやすいです。
コツ②:トリートメントは「中間〜毛先だけ」に付ける
先ほどもお伝えしましたが、トリートメントやコンディショナーを根元に付けるとボリュームダウンの原因になります。耳の高さから下、中間〜毛先を中心に馴染ませましょう。当店で30代〜40代のお客様にこの方法をお伝えしたところ、約7割の方が「翌朝の根元のふんわり感が変わった」と実感してくださいました。
コツ③:ドライヤーは「根元を起こすように」乾かす
ドライヤーの使い方は、ボリュームに直結します。ポイントは、根元を乾かすときに髪を持ち上げて、毛流れと逆方向から風を当てること。とくにトップは、前に向かって乾かしたあと後ろに向かっても乾かすと、根元がどちらにも倒れにくくなり、自然な立ち上がりが生まれます。
最後に冷風を当てると形が固定されやすくなるので、仕上げのひと手間としてぜひ試してみてください。私もサロンのお客様に毎日お伝えしているテクニックです。
コツ④:スタイリング剤は「軽さ」と「付ける場所」がカギ
ボリュームを出したいときのスタイリング剤選びは「軽さ」が最優先。ワックスならファイバー系やドライ系の軽いテクスチャーが向いています。スプレーを使う場合は、根元から20cmほど離して軽く吹きかけると、ふんわり感をキープしやすくなります。重めのオイルやバームは毛先だけに留めておくのがポイントです。
コツ⑤:頭皮マッサージで「土台」を整える
髪は頭皮から生えるもの。だからこそ、頭皮の血行を良くすることはボリュームアップの土台づくりになります。シャンプー中に指の腹で頭皮全体を円を描くようにマッサージするだけでも、続けるうちに頭皮がやわらかくなり、髪が立ち上がりやすくなります。私たちのポッドキャストでも頭皮ケアの話題を取り上げていますので、よければ聴いてみてくださいね。
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サロンだからできるボリュームアップの方法
自宅ケアで改善できる部分はたくさんありますが、それでも「もう少しふんわりさせたい」「セルフケアだけでは限界を感じる」という場合は、サロンでのプロのアプローチも選択肢のひとつです。ここでは、UNBIRTHDAYで実際に行っている施術をいくつかご紹介しますね。
根元パーマ・ボリュームパーマで自然な立ち上がりをつくる
トップや分け目の根元にだけゆるくパーマをかける「根元パーマ」は、ボリュームが出にくい方にとても人気のあるメニューです。見た目にはパーマをかけたとわからないくらい自然な仕上がりで、朝のスタイリング時間がぐっと短くなります。
先日いらっしゃった40代前半・会社員のお客様は、「毎朝コテで根元を立ち上げるのに15分かかっていた」とおっしゃっていました。根元パーマをかけたあとは、ドライヤーで乾かすだけでふんわり仕上がるようになり、「朝がすごくラクになった」と喜んでいただけました。
ヘッドスパで頭皮環境からリセットする
頭皮の毛穴に皮脂や汚れが溜まっていると、どんなにスタイリングを頑張っても根元がぺたんとしやすくなります。UNBIRTHDAYでは、頭皮の状態をマイクロスコープで確認してからヘッドスパを行うこともあり、お客様ご自身に頭皮の状態を「見える化」することで、ケアの大切さを実感していただいています。
ヘッドスパを月1回のペースで続けてくださっている30代後半のお客様からは、「3ヶ月くらい経った頃から、美容師さんに髪にハリが出てきたと言われるようになった」というお声もいただいています。すぐに劇的な変化が出るものではありませんが、続けることで頭皮の土台が整い、結果としてボリュームにも良い影響が出てくるケースは少なくありません。
カットの工夫でボリュームを「つくる」
実は、カットの仕方ひとつでボリュームの出方は大きく変わります。レイヤー(段)の入れ方や、毛量調整のバランスは美容師の腕の見せどころ。すきすぎると逆にペタンコになりますし、重すぎると動きが出ません。UNBIRTHDAYでは、髪質・毛量・頭の形を見ながら「どこにボリュームが欲しいか」を一人ひとり相談して決めています。
「前の美容室ですいてもらったらスカスカになって余計にペタンコになった」というご相談も実際にあります。ボリュームが出ないからといってむやみに軽くするのは逆効果。プロに相談しながら、自分の髪に合ったバランスを見つけることが大切です。
年代別に見る髪のボリューム変化と向き合い方
髪のボリュームの悩みは年代によって少しずつ事情が異なります。ここでは、サロンで多くのお客様と接してきた経験から、年代ごとの傾向と向き合い方をお伝えします。
20代〜30代前半:ダメージやスタイリング習慣が原因になりやすい
この年代でボリュームが出ないと感じる場合、カラーやパーマによるダメージの蓄積、または重めのスタイリング剤やトリートメントの使い方が原因であることが多いです。髪自体の太さはまだしっかりしている方がほとんどなので、ケアの見直しだけで改善することも少なくありません。
30代後半〜40代:髪質の変化を感じ始める時期
「以前と同じスタイリングなのに決まらなくなった」というお声が増えるのがこの年代です。ホルモンバランスの変化やストレス、生活リズムの乱れなどが重なり、髪が細くなったりハリが減ったりしやすくなります。当店でもこの年代のお客様が最も多くボリュームの相談をされます。焦らず、頭皮ケアとカットの工夫を組み合わせて向き合っていくことが大切です。
50代以降:エイジングケアの視点を取り入れる
50代以降は髪の密度自体が少しずつ変化していく時期。無理にボリュームを出そうとするより、「今の髪を活かしたスタイル」を見つけることで、自然なふんわり感を楽しめます。ショートやボブスタイルにすることで、トップにボリュームが出やすくなるケースも多いです。大切なのは、変化を「衰え」ではなく「移り変わり」として受け止め、その時々の自分に合ったケアを選ぶこと。私たちもそのお手伝いができればと思っています。
よくある質問|髪のボリュームが出ないお悩みQ&A
Q1. 朝セットしてもお昼にはボリュームがなくなるのはなぜ?
主な原因は、根元がしっかり乾ききっていないことと、スタイリング剤の重さです。朝のドライヤー時に根元を完全に乾かし、仕上げに冷風で固定すると持ちが良くなります。また、軽いテクスチャーのスタイリング剤を選ぶことも大切です。頭皮の皮脂が多い方は、時間が経つと皮脂で根元が潰れやすいので、ドライシャンプーを持ち歩くのもひとつの方法です。
Q2. ボリュームアップシャンプーって本当に効果があるの?
ボリュームアップを謳うシャンプーは、一般的に洗浄力がやや強めで、仕上がりが軽くなる設計になっています。根元のべたつきが気になる方には合いやすいですが、髪全体が乾燥している方には毛先がパサつく場合も。大切なのは自分の頭皮と髪の状態に合ったものを選ぶことです。迷ったら、担当の美容師に相談してみてくださいね。
Q3. 食事や生活習慣でボリュームは変わりますか?
はい、間接的ですが影響はあります。髪の主成分であるケラチンはタンパク質から作られるため、タンパク質・亜鉛・鉄分・ビタミンB群を意識した食事は髪の健康に良いとされています。また、睡眠不足や過度なストレスはホルモンバランスを乱し、髪のハリコシに影響することも。外からのケアと内からの整えの両方が大切です。
Q4. 分け目を変えるだけでもボリュームは出ますか?
出ます。いつも同じ分け目だと、根元が「その方向に寝るクセ」がついてしまい、どんどんぺたんこになりやすくなります。ときどき分け目を変えたり、ジグザグに分けたりするだけで、根元の立ち上がりが変わりますよ。サロンでカットするときに「分け目を変えたい」とお伝えいただければ、自然に見えるスタイルをご提案します。
まとめ|ペタンコ髪は「原因を知ること」から変わり始める
髪のボリュームが出ない原因は、髪質の変化・頭皮環境・日々のケア習慣など、複数の要素が絡み合っています。でも裏を返せば、原因がわかれば対策は見えてくるということ。シャンプーやトリートメントの付け方を見直す、ドライヤーの当て方を変える、頭皮マッサージを取り入れる——小さな工夫の積み重ねが、ふんわりとした髪の土台をつくっていきます。
それでも「自分に合ったケアがわからない」「もう少しプロの力を借りたい」と感じたら、気軽にサロンに相談してみてくださいね。私たちUNBIRTHDAYは、神戸・三宮〜北野エリアで創業2015年からお客様の髪と向き合い続けてきました。一人ひとりの髪質やライフスタイルに合わせて、一緒にベストなケアを考えていきます。
なんでもない毎日の中で、鏡を見たときに「あ、今日の髪いい感じかも」と思える——そんな小さなうれしさが増えていくことを願っています。
⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。
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