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2026年06月30日(火)ヘアカラーの色落ち夏対策|美容師が教える色持ち5つのコツ

ヘアカラーの色落ち夏対策|美容師が教える色持ち5つのコツ

📅 公開日:2026.06.30 / 更新日:2026.06.30

せっかくサロンできれいに染めたヘアカラー。なのに夏になると「あれ、もう色が抜けてきた?」と感じること、ありませんか。紫外線、海水、プール、汗——夏は髪にとって色落ちの要因が重なる季節です。この記事では、神戸の美容室UNBIRTHDAYの現役美容師が、夏のヘアカラー褪色の原因と自宅でできる色持ちケア5つのコツ、そしてサロンだからできるプロのケアをお伝えします。

UNBIRTHDAY広報担当 現役美容師 プロフィール

この記事の執筆者

株式会社UNBIRTHDAY 広報担当/現役美容師。美容師歴8年、ヘアケア・頭皮ケア・カラーが得意領域。神戸・三宮〜北野エリア4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM)で日々お客様の髪と向き合っています。

夏にヘアカラーが色落ちしやすい原因とは

「夏だけカラーの色持ちが悪い気がする」。サロンで私たちがお客様からよく聞く言葉です。実はこれ、気のせいではありません。夏は髪にとって「褪色しやすい条件」がいくつも重なる季節なんです。

当店では1日に平均15〜20名のお客様を施術しますが、6月〜8月にかけてカラーの退色に関するご相談は通常月の約1.5倍に増えます。特に「染めてから2週間で色が変わった」「いつもより黄みが出るのが早い」という声が目立ちます。

紫外線がキューティクルを開かせるメカニズム

夏の髪の大敵は、なんといっても紫外線です。髪の表面にはキューティクル(髪のうろこ状の外壁)と呼ばれる組織があり、カラーの色素はその内側に定着しています。紫外線のUV-A波とUV-B波が髪に当たると、キューティクルのタンパク質が酸化してもろくなり、隙間ができやすくなります。

すると、その隙間からカラーの色素分子が流れ出てしまうのです。日本ヘアカラー工業会の資料によると、紫外線による毛髪のシステイン酸(酸化ダメージの指標)の増加は、照射時間に比例して大きくなることが報告されています。つまり、日差しの下にいる時間が長いほど、色素が抜けやすくなるということです。

私自身、真夏にUVケアをサボって1日外出した翌日、アッシュ系のカラーが一気に黄みに傾いた経験があります。髪の紫外線対策は肌と同じくらい大切だと身をもって実感しました。

海水・プール・汗——見落としがちな褪色要因

紫外線だけでなく、海水・プールの塩素・汗も褪色を進める原因です。海水は弱アルカリ性で、髪のpHを乱してキューティクルを膨潤(ぷくっとふくらむこと)させます。キューティクルが開いた状態は、色素が流出しやすい状態そのものです。

プールの塩素(次亜塩素酸ナトリウム)は漂白作用を持つ酸化剤です。髪のメラニン色素だけでなく、人工的に入れたカラー色素も分解してしまいます。特にアッシュやマット系の寒色系カラーは分子が小さいため、塩素の影響を受けやすい傾向があります。

そして意外と見落とされるのが「汗」。汗は弱酸性ですが、時間が経つとアルカリ性に傾きます。頭皮にかいた汗がそのまま髪に流れると、海水と似たメカニズムでキューティクルが開きやすくなります。夏場のランニングや屋外スポーツのあと、シャワーを後回しにすると色持ちに影響が出るのはこのためです。

よくある誤解——「暗い色なら落ちにくい」は本当?

「暗めに染めれば色持ちがいいんでしょ?」と聞かれることがあります。確かに暗い色は色素の量が多いぶん、抜けきるまでの時間は長くなります。でも「色落ちしにくい」とは少し違います。

暗いカラーでも、紫外線や海水のダメージでキューティクルが傷めば、色素は外に出ていきます。実際に当店で暗めのアッシュブラウンに染めたお客様が、海水浴のあと赤みのある茶色に変わってしまったケースがありました。大切なのは「何色に染めるか」よりも「染めた後にどうケアするか」。ここから、自宅でできる色持ちケアを5つご紹介しますね。

自宅でできる!夏のヘアカラー色持ちケア5つのコツ

サロンで染めたきれいなカラーを長く楽しむために、日々のホームケアはとても大切です。特別な道具やテクニックは必要ありません。今日からすぐに取り入れられる5つのコツをまとめました。

コツ1:シャンプーは「ぬるめのお湯」と「カラー用」が基本

まず見直したいのがシャンプーの温度です。40度以上の熱いお湯はキューティクルを開きやすく、色素の流出を早めます。理想は38度前後のぬるめのお湯。手で触って「ちょっとぬるいかな」と感じる温度がちょうどいいです。

シャンプー剤は、洗浄力のおだやかなアミノ酸系やカラーケア専用のものがおすすめです。市販の高洗浄力シャンプーは皮脂汚れをしっかり落としてくれますが、カラーの色素まで一緒に落としてしまうことがあります。当店のお客様には、カラー施術後1週間は特に洗浄力のやさしいシャンプーを使うようお伝えしています。

コツ2:カラーシャンプーで色味を補う

カラーシャンプー(色味のついたシャンプー)は、退色の補正にとても効果的です。アッシュ系なら紫シャンプー、暖色系ならピンクシャンプーなど、自分のカラーに合ったものを選びましょう。

使い方のポイントは「泡立ててから3〜5分置く」こと。すぐに流してしまうと色素が定着しにくいんです。私は週に2〜3回カラーシャンプーを使い、それ以外の日は通常のカラーケアシャンプーを使い分けています。この方法に変えてから、アッシュの色味が以前より1週間以上長くキープできるようになりました。

コツ3:髪にもUVケアを取り入れる

肌には日焼け止めを塗るのに、髪には何もしない——という方、実はとても多いです。当店のカウンセリングでお聞きすると、髪のUVケアを日常的にしている方は10人中2〜3人ほど。でも髪も肌と同じように紫外線の影響を受けます。

UVカットスプレーを外出前にシュッと吹きかけるだけで、紫外線による褪色をかなり抑えられます。帽子や日傘を併用すればさらに効果的です。特にカラーしてから1〜2週間は色素の定着期間でもあるので、この時期のUVケアは特に意識してほしいところです。

コツ4:海やプールの後はすぐにすすぎ洗いを

夏のレジャーで海やプールに入ったら、できるだけ早く真水で髪をすすいでください。海水の塩分やプールの塩素が髪に残ったまま紫外線を浴びると、ダメージが加速します。

理想はすぐにシャンプーすることですが、レジャー先では難しいこともありますよね。そんなときは、ペットボトルに水を入れて持参し、髪にかけてすすぐだけでも違います。30代のお客様で毎年海水浴後にカラーの退色に悩んでいた方が、この「すすぎ洗い」を習慣にしたところ、「夏でもカラーが長持ちするようになった」と喜んでくださいました。ちょっとした工夫が、大きな差を生みます。

コツ5:洗い流さないトリートメントでキューティクルを守る

洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は、キューティクルの表面にコーティング膜をつくってくれます。これが色素の流出をブロックする物理的なバリアになります。

夏場は特に、ドライヤー前とお出かけ前の「1日2回」がおすすめです。オイルタイプは紫外線を吸収してくれるものもあるので、UV対策との一石二鳥になります。毛先を中心に、内側からもみ込むようにつけるのがコツです。

やってはいけないNGケア

逆に、色持ちを悪くしてしまうNGケアもお伝えしておきますね。

  • カラー当日のシャンプー:色素がまだ完全に定着していないため、最低24時間は避けましょう
  • 自然乾燥:キューティクルが開いたまま寝ると、枕との摩擦で色素が落ちやすくなります
  • 高温のヘアアイロン:180度以上の高温は色素を破壊するリスクがあります。160度以下に設定を

私も以前、忙しさを言い訳に自然乾燥で寝てしまう日がありました。でもそれを見直しただけで、カラーの持ちが体感で5日ほど延びたんです。ケアは「やめること」を決めるだけでも変わりますよ。

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頭皮や髪にまつわる、皆さんの日常をより良くする情報を発信中です✨

ぜひ取り入れてみてくださいね!

サロンだからできる夏の褪色対策プロケア

ホームケアで色持ちはかなり改善できます。でも「すでにダメージが進んでいる」「どうしても色が抜けやすい髪質」という場合は、サロンでのプロケアが心強い味方になります。自宅ケアとサロンケアは、どちらか一方ではなく、組み合わせることで効果が高まるものです。

UNBIRTHDAYでの実際のカラーケア施術例

先日、30代前半・会社員のAさんが「毎年夏になるとカラーが2週間で落ちてしまう」というご相談で来店されました。髪を見ると、毛先のキューティクルがかなり開いていて、指通りもざらつく状態。アッシュベージュに染めたいというご希望でした。

私たちはまず、カラー前に髪の内部補修トリートメントを施し、ダメージで空洞化した部分にケラチンタンパクを補充しました。その上でカラーを施術し、仕上げに外部コーティングのトリートメントを重ねました。

Aさんには自宅でのケア方法(ぬるま湯シャンプー・カラーシャンプーの使い分け・UVスプレー)も詳しくお伝えしました。2週間後にご来店いただいたときは、「まだアッシュ感が残っている!いつもならもう金髪に近くなっていたのに」と驚いていらっしゃいました。カラー前の下地づくりとアフターケアの組み合わせで、色持ちは大きく変わります。

プロの技術だからできること

サロンでのカラーケアには、ホームケアでは難しい工程がいくつかあります。

  • カラー前の内部補修トリートメント:色素の定着土台をつくる
  • pH調整(酸性から弱酸性に戻す処理):カラー後のアルカリを中和し、キューティクルを引き締める
  • 髪質やダメージレベルに合わせた薬剤選定:一人ひとりの髪に合わせた処方ができるのはプロならでは
  • 色落ちを見越した色設計:退色後もきれいに見える色味を計算して染める

特に「色落ちを見越した色設計」は、経験のある美容師だからこそできるアプローチです。例えば、黄みが出やすい方にはあえてバイオレット(紫み)を少し加えて、退色してもくすみのある上品なベージュに落ちていくよう計算します。当店ではこのような「退色デザイン」も大切にしています。

夏のカラーメニューのご案内

UNBIRTHDAYとSPACIUMでは、夏の時期に合わせたカラーケアメニューをご用意しています。カラーと同時にトリートメントを組み合わせることで、色持ちと手触りの両方をケアできます。

「自分の髪に合ったカラーケアを知りたい」という方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。髪質やライフスタイル、過去のカラー履歴を伺った上で、一人ひとりに合ったプランをご提案しています。

ヘアカラーの色落ちに関するよくある質問(FAQ)

Q1. カラーした当日にシャンプーしても大丈夫ですか?

できれば当日のシャンプーは避けていただきたいです。カラーの色素が髪の内部に完全に定着するには24〜48時間ほどかかるといわれています。当日どうしても洗いたい場合は、お湯で軽くすすぐ程度にとどめ、シャンプー剤は翌日以降に使うのがおすすめです。

Q2. 色落ちしにくいカラーの色味はありますか?

一般的に、暖色系(ブラウン・ピンク・オレンジ系)は色素の分子が大きいため、キューティクルの隙間から流出しにくく、比較的色持ちがよいとされています。一方、寒色系(アッシュ・マット・ブルー系)は色素分子が小さいぶん、退色が早い傾向にあります。ただし髪質やダメージ状態によっても変わるので、担当の美容師に相談するのがいちばん確実です。

Q3. カラーシャンプーは毎日使ってもいいですか?

毎日使っても問題のある成分ではありませんが、色の入りすぎや髪のきしみを防ぐために、週2〜3回の使用がおすすめです。通常のカラーケアシャンプーと交互に使うことで、色味の補正と髪のコンディション維持を両立できます。

Q4. 夏に初めてカラーするのですが、色落ちが心配です

初カラーの場合、髪のダメージが比較的少ないので、実はカラーの定着はよい傾向にあります。ただし夏の紫外線やレジャーの影響は受けますので、この記事でご紹介した5つのケアを最初から習慣にしていただくと安心です。初カラーだからこそ、きれいな状態を長く保つケア習慣をスタートするチャンスですよ。

Q5. 市販のカラー剤とサロンカラーで色持ちに差はありますか?

市販のカラー剤は幅広い髪質に対応できるよう設計されているため、薬剤のパワーが強めに設定されていることが多いです。その結果、髪への負担が大きくなり、キューティクルのダメージから色落ちが早くなるケースがあります。サロンカラーはお客様の髪質やダメージに合わせて薬剤を調整できるため、色の持ちやダメージのコントロールにおいて大きなアドバンテージがあります。

まとめ

夏のヘアカラーの色落ちは、紫外線・海水・プール・汗といった季節特有の要因が重なって起こるもの。原因を知ったうえで、日々のケアをほんの少し見直すだけで、色持ちは大きく変わります。

今回ご紹介した5つのコツをおさらいします。

  1. ぬるめのお湯とカラーケアシャンプーで洗う
  2. カラーシャンプーで色味を補う
  3. 髪にもUVケアを取り入れる
  4. 海やプールの後はすぐにすすぎ洗いを
  5. 洗い流さないトリートメントでキューティクルを守る

どれも特別な道具は要りません。「今日のシャンプーの温度を少し下げてみる」、そんな小さな一歩でいいんです。

お気に入りのカラーと一緒に、夏を思いっきり楽しめますように。なんでもない日のヘアケアが、あなたの毎日を少しだけ心地よく整えてくれるはずです。

「自分の髪質に合ったカラーケアを知りたい」「夏でも色持ちのいいカラーを相談したい」という方は、ぜひUNBIRTHDAYにお気軽にご相談ください。一人ひとりの髪と暮らしに合わせたご提案をさせていただきます。

参考文献・出典

⚠️ 本記事の内容は美容・ケアの一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的診断・治療を代替するものではありません。症状が改善しない場合や気になる変化がある場合は、皮膚科等の専門医への相談をおすすめします。

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UNBIRTHDAY広報担当 現役美容師 プロフィール

執筆:UNBIRTHDAY 広報担当

株式会社UNBIRTHDAYに勤める現役美容師兼広報担当。美容師歴8年。得意領域はヘアケア・頭皮ケア・カラー。

神戸・三宮〜北野エリアの4店舗(UNBIRTHDAY/CHIKI/if/SPACIUM・スタッフ16名)で日々お客様の髪と向き合いながら、ポッドキャスト「あつまれ!ふかふか頭皮さん」の制作にも携わっています。

株式会社UNBIRTHDAY(創業2015年・神戸市中央区)|公式サイト


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