2026年05月16日(土)ヘアカラー後のシャンプー選び|色持ちを良くする洗い方のコツ
せっかくサロンでお気に入りのカラーに仕上げてもらったのに、シャンプーするたびに色が落ちていく——そんな経験、ありませんか?
実は、ヘアカラーの色持ちを左右する最大の要因のひとつが「ホームケア」、なかでも「シャンプーの選び方と洗い方」です。どれだけ良いカラー剤を使っても、毎日のケアが合っていなければ、色は2〜3週間で大きく色あせてしまいます。
UNBIRTHDAYでは、カウンセリングの中でホームケアについても丁寧にお伝えしていますが、「あとで忘れてしまった」「具体的にどう選べばいいの?」というお声をいただくことも多いです。この記事では、ヘアカラー後のシャンプー選びの基準から。洗い方のコツまで、現場の視点から詳しくお伝えします。
そもそもなぜカラーは落ちるの?ヘアカラーの仕組みをおさらい
ヘアカラーの色素はどこに入っているか
ヘアカラー(アルカリカラー)は、髪の表面を覆う「キューティクル」を薬剤で開き、その内側にある「コルテックス」という層に染料を浸透・定着させる仕組みです。カラーリング直後は、キューティクルがまだ完全に閉じきっていない状態。この時期に熱や洗浄力の強い洗剤にさらされると、染料が外へ流れ出しやすくなります。
また、パーマやブリーチを繰り返した髪はキューティクルが傷んで隙間が多くなっているため、色素が抜けやすい状態にあります。ダメージが蓄積しているほど、色落ちのスピードは速くなるのです。
カラー後72時間がゴールデンタイム
カラーリングの直後から約72時間(3日間)は、髪の内部でまだ酸化反応が続いており、色が完全に定着しきっていない時期です。この「ゴールデンタイム」にどう過ごすかが、色持ちの明暗を分けます。
具体的には、カラー当日のシャンプーは避けることが理想的です。どうしても洗いたい場合は、ぬるま湯でやさしくすすぐだけにして、シャンプー剤の使用は翌日以降にしましょう。この3日間を大切にするだけで、その後の色持ちが体感できるほど変わります。
カラーが落ちやすくなる3つの原因
色落ちを加速させる原因として、特に影響が大きいのが次の3つです。
- 洗浄力の強いシャンプー:硫酸系の界面活性剤(ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど)は皮脂汚れを強力に落とす反面、カラーの染料も一緒に洗い流してしまいます。
- 熱いお湯:40℃以上のお湯はキューティクルを大きく開き、染料が流れ出しやすくなります。
- 長時間の紫外線(UV)曫露:日光の紫外線は色素を分解・退色させます。剹に夏場やアウトドアの多い方は注意が必要です。
これらを意識して日々のケアに取り入れるだけで、色持ちは大きく変わります。次のセクションから、具体的なシャンプー選びのポイントを見ていきましょう。
カラー後のシャンプーはここを見てえぶ|成分チェックの基本
避けたい成分}高級アルコール系界面活性剤
シャンプーを選ぶとき、まず確*認してほしいのが「成分表示」です。ドラッグストアで手に入る多くのシャンプーには�、コスト効率が高く泡立ちの良い「高級アルコール系界面活性剤」が使われています。代表的なものは以下の通りです。
- ラウレス硫酸Na(Sodium Laureth Sulfate)
- ラウリル硫酸Na(Sodium Lauryl Sulfate)
- オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
これらは洗浄力が高く、さっぱり感は得られますが、カラーの色素まで一緒に流してしまいます。カラー後の髪には、なるべく避けるか、使用頻度を下げる工夫をおすすめしています。
おすすめの成分|アミノ酸系・ベタイン系界面活性剤
カラー後の髪に向いているのは、洗浄力がマイルドで髪へのダメージが少ない「アミノ酸系」や「ベタイン系」の界面活性剦を使ったシャンプーです。
- アミノ酸系:ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルグルタミン酸Na、コカミドプロピルベタインなど
- ベタイン系:コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインなど
アミノ酸系シャンプーは弱酸性に近く、髪本来のpH(水素イオン指数)に近いため、キューティクルを整えながら洗い上げてくれます。ただし洗浄力がマイルドなぶん、皮脂の多い方や汗をかきやすい季節は、頭皮をしっかりマッサージしながら洗うことが大切です。
カラーシャンプー(ムラシャン・ピンクシャン)の活用法
ブリーチを使ったハイトーンカラーやブロンド系、アッシュ系の色味を長持ちさせたい方には、「カラーシャンプー(カラーシャン)」が非常に効果的です。
カラーシャンプーは、洗いながら微量の染料を髪に補充することで、退色を補正しながらケアできるアイテム。代表的なものは以下です。
- パープル(ムラシャン):黄みを打ち消しホワイト〜アッシュ系を維持
- ピンク(ピンクシャン):ピンク・ラベンダー系の色味を補正
- シルバー:グレー・シルバー系の透明感を持続
- ブラック:暗髪・チークトーンの深みをキープ
使用頻度の目安は週2〜3回。毎日使うと色が入りすぎる場合があるため、普段使いのアミノ酸系シャンプーとローテーションで使うのがおすすめです。どのカラーシャンプーが自分の色味に合うかは、担当スタイリストに確認してみてください。UNBIRTHDAYでもカウンセリング時にご提案しています。
色持ちが変わる!正しいシャンプーの洗い方ステッブ
お湯の温度は「ぬるめ」が正解
洗い方で最初に意識してほしいのが「お湯の温度」です。カラー後の髪に最適な温度は、36〜38℃程度のぬるま湯。熱いお湯はキューティクルを大きく開き、染料の流出を加速させてしまいます。
「ぬるいと汚れが落ちないのでは?」と感じる方もいますが、日常の皮脂汚れや整髪料の多くはぬるま湯でも十分に落とせます。むしろシャンプー前に1〜2分かけてしっかり予洗い(お湯だけでのすすぎ)をすることで、全体の汙れを7〜8割落とすことができ、シャンプーの量も少なくて済みます。
シャンプーは手のひらで泡立ててから頭皮へ
シャンプー剤を睴接頭皮や髪につける方が多いですが、これは色落ちの原因になります。まず手のひらに適量(ミディアムの長さで1〜1.5プッシュ程度)を取り、少量のお湯を加えてよく泡立ててから、頭皮につけましょう。
泡立てることで、シャンプー剤が均一に広がり、必要以上に髪を晩擦せず洗うことができます。指の腹(爪を立てず)で頭皮をやさしくマッサージするように洗い、毛先はあまり力を入れずに泡を通す程度で十分です。
すすぎは「長め」に。シャンプーが残らないことが大切
シャンプー後のすすぎは、思っているより長めに行うことが大切です。目安は「これで卡分かな」と思ってからさらに30秒。シャンプー成分が頭皮や髪に残ると、炎症やかゆみの原因になるだけでなく、カラーの色素にも影響します。
すすぎの最後に、少し冷たいお湯(30〜32℃程度)で仕上げると、開いたキューティクルが引き緡まり、色持ちが良くなります。これは美容師の間でも実跕している「冷水フィニッシュ」と呼ばれる方法です。真冬は難しいかもしれませんが、ぬるま湯の最終段階でも効疜があります。
シャンプー後のケアも色持ちに直結する
トリートメントの使い方|頭皮にはつけない
カラー後のダメージを補修し、キューティクルを整えるためにトリートメントは非常に重要です。ただし、正しい使い方にはいくつかポイントがあります。
まず、トリートメントは毛先を中心に、頭皮にはつけないこと。頭皮にトリートメント成分がつくと毛穴を詹まらせる原因になります。また、タオルで軽く水気を取ってから塗布すると、成分がより浸透しやすくなります。
放置時間は商品の表示に従い、できればシャワーキャップや蒸しタオルで包んで温めると浸透力がアップします。すすぎはしっかり行い、ぬるっとした感触がなくなるまで流しましょう。
ドライヤーは必ず使う|濡れたまま放置はNG
シャンプー後、濡れたままの状態で放置するのは色落ちの大きな原因です。濡れている髪はキューティクルが開いた状態にあり、色素が非常に流れ出しやすくなっています。また、雑菌が繁殖しやすく、頭皮トラブルにもつながります。
洗髪後はできるだけ早くドライヤーを使い、根元から乾かしましょう。熱から髪を守るためにヒートプロテクト(熱保護)スプレーやオイルを使うと、キューティクルを閉じながら乾かすことができ、色持ちとツヤの維持につながります。
ドライヤーの温度は「弱〜中」を基本に。仕上げの際は冷風を当てることで、キューティクルがしっかり閉じてツヤが出ます。この一手間が。翌日の髪へ質感を大きく変えます。
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)の選び方
ドライヤー前に使う「洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)」も、色持ちに大きく貢献します。熱ダメージを防ぎながらキューティクルを保護し、染料の流出を抑える働きがあります。
タイプ別の特徴は以下の通りです。
- オイルタイブ:ツヤ感が出やすく、ダメージが気になる方に。毛先に少量なじませるのが基本。
- ミルクタイプ:しっとりまとまりやすく、広がりが気になる方に向いています。
- クリームタイプ:重めのテクスチャで、太くてかたい髪質の方に。
- スプレータイブ:細かいミストで全体に均一につけられ、ハイトーンで細い髪質の方に向いています。
UNBIRTHDAYでは、お客様の髪質やカラー履歴に合わせてアウトバストリートメントもご提案しています。「何を選べばいいかわからない」という方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。
UNBIRTHDAYが伝えたい、色持ちを良くする毎日の習慣
シャンプーは毎日しなくていい日もある
「毎日シャンプーしないと気持ち悪い」という方は多いですが、実は髪と頭皮の状態によっては、毎日シャンプーしない方がカラーが長持ちするケースもあります。
特に、乾燥しやすい季節や髪のダメージが強い方は、1日おきにシャンプーを休むことで、頭皮の自然な皮脂バランスが整い、カラーの色素も流れ出しにくくなります。洗わない日はぬるま湯ですすぐだけ(「湯シャン」)でも。軽い汚れは落とせます。
ただし、皮脂分泌が多い方・スポーツをよくする方・整髪料を使う方は毎日シャンプーが基本です。自分の頭皮タイプを知ることが、最適なヘアケアへの第一歩です。
UVカットスプレーで紫外線からカラーを守る
春から夏にかけて紫外線(UV)が強くなる季節は、カラーの色落ちが加速しやすい時期です。紫外線は色素(メラニン)を分解す較きがあり、ヘアカラーの染料にも同じ影響を与えます。
外出前に髪用のUVカットスプレーをさっとひと吹きするだけで、色持ちの違いを実感していただけます。帽子や日傘との併用も効果的です。日焼け止めは肌だけでなく、髪にも必要なケアです。
カラーの色持ちを左右する「サロンケアとホームケアの連動」
UNBIRTHDAYが大切にしていることのひとつが、「サロンでのケアとホームケアを連動させる」という考え方です。
どれだけ良いカラーを施衃しても、帰宅後のケアが合っていなければ、その効果は半減してしまいます。选に、毎日のシャンプーや乾かし方を少し変えるだけで、次のサロン来店時の髪の状態がぐんと良くなります。髪の状態が良いほど、カラーの発色も良く、ダメージも少なく済みます。これは、長期的に見てカラー施衃の満足度を高めることにもつながります。
「何をどう使えばいいかわからない」「今のシャンプーで合っているか不安」——そんな方は、遠慮なくスタッフへご相請ください。カウンセリングの中で、髪質・ライフスタイル・カラーの色味に合わせた具体的なホームケアをご提案します。
なんでもない日のひとつひとつのケアが積み重なって、「やっぱりこのサロンに通って良かった」と思っていただける髪に育てていく——それがUNBIRTHDAYが目指すものです。
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